Design Eco– 環境への配慮 –

幣事務所はデザインへのこだわりを持った建築設計事務所ですが、デザインを理由に必要となる機能や経済性を切り捨てることはありません。プロジェクト毎にデザイン・機能・コストなどのバランスを勘案しながら設計・監理を行ってきました。

特に温熱や風などの内部環境シミュレーションの活用や現状の内部環境を視覚化した環境診断を基にしたリノベーション設計など、”根拠あるデザイン”で納得の設計・提案をします。

建築は地球環境、自然環境、地域環境、敷地環境など建築は様々な環境下で実施されます。環境配慮への意識が高まるなか、環境負荷が小さいことであると同時にその環境に相応しい建築であることが重要と考えます。
CASBEE評価員としての資格を持ち、大学時には環境とデザインを並列に扱った設計手法の研究を行うなどいち早く環境問題に注目し、環境に配慮した設計を行ってきました。

美しいデザインも持続可能性(建物が有意義に使用されて続けていくこと)の一端だと考えます。建築の持続可能性をデザインと環境の両面からアプローチします。

○環境とデザインの融合

↑建物内にコントロールされた光と風を導入。太陽光の遮蔽と有効利用の両面の検討図(TG平沼ビル

環境手法の統合化による環境デザイン

TG平沼ビル

環境配慮型オフィスビル

中央に吹抜けをもつ自社ビル。2010年度CASBEE横浜最高得点

周辺環境との調和

↑街並みの素材やスケールを考慮しながら、調和あるが他にはないデザインのオフィスビル(一番町弘和ビル)→

水平ルーバーと杉板型枠コンクリート打放によるシャープなデザインのオフィスビル

道の駅北郷 設計デザインコンペ 応募案

地域の気候と風景を活かした道の駅

雨量の多く林業が盛んな地域に建つ木造の道の駅。山並みを背景に三角屋根が地域に溶け込む。

専念寺納骨堂

境内に建つ方形屋根の八角形納骨堂

郊外都市部の周辺環境と境内の既存建築物に調和した納骨堂

○自然エネルギーの活用

↑自然エネルギーを生かした研修所。吹抜けを利用した自然換気システム、屋根面を利用した太陽光発電、屋上緑化など(G-MECビル

周辺環境への配慮

既存樹木を残し、白い外壁とガラスでできた企業研修所の外観写真

G-MECビル

豊かな大木を保存、調和した外観

既存樹木を保存した配置として計画。白い建物が緑をより一層際立てる。

奥多摩園 宿泊研修棟

緑の中の研修所

豊かな緑の森の中に建つ研修所。高さをできる限り抑えた傾斜屋根建物で外壁は木々の幹と調和する色となっている。

○持続可能な建築

持続可能な建築 将来への配慮

少ないエネルギーで社会的な意義や役割を果たし、長く愛着を持って使い続けられる建築。建築の中で変化に対応できる柔軟性を内包するための取組事例など。

○ダブルスキンによる自然エネルギーの活用

環境シミュレーション

日影規制のためだけではなく設計を進めていく上でのシミュレーションとして活用

シミュレーションを活用した設計業務

コンピュータ・シミュレーションを活用し、内部環境を予測するなど設計に活用

既存建物の環境診断/建築環境改善提案

コンピュータ・シミュレーションによる既存建物の環境診断とそれを基にした温熱/風/光環境を改善する改修などを提案