昨年より設計が進んでいたクリニックの地鎮祭が執り行われました。酷暑の中での地鎮祭となりましたが無事完了し、いよいよ工事着工です。来年の4月の開院に向けて地元工務店の施工により建築工事が進んでいきますが、私たちは引き続き工事監理者としてプロジェクトを進めていきます。
工事監理は設計図書を基に施工図や現場の施工状況を確認しながら、施工者と協力して進めます。建物の品質を左右する大事な業務ですので、幣事務所では定期・非定期的に現場に赴き、実物を確認し、施工者と直に話をしながら進めます。
ところで今回は九州での初プロジェクトになるのですが、地鎮祭の内容が私がこれまで経験してきたものと違っていて少し戸惑いました。地鎮祭のクライマックスとなる「鍬入れの儀」について
設計者:鎌→建築主:鍬(くわ)→施工者:鋤(すき)
が一般的だと思っていたのですが、今回は
建築主:鎌→設計者:鋤(すき)→施工者:鍬(くわ)
となっていました。地域ごとに違いはあるとは知っていましたが、この地域では一般的なのか?九州ではそうなのか?また、後日聞いてみようと思います。
-Lで包まれたブックカフェのような診療所- MSクリニック計画
当クリニックの来院者は、個別の事情や症状を持ちここを訪れる。不安な気持ちもった来院者が時を過ごす空間、ここがいかに居心地のよいものとできるか。