awa臨港プロジェクト コンペ応募案
既存建物のリノベーションコンペにおける提案。 平時にはスポーツジムを核とした商業・業務機能複合施設であるが、これらの施設は全て「防災」をキーワードに繋がっており、災害時には災害時対応施設として機能する。 これは、ハードの整備に加え、平時から形成されるコミュニティに着目した防災におけるソフトの提案である。
普段は様々な知識や能力を持つ人が多様なサービスを提供しながら、利用者や地域の人を巻き込んでコミュニティを広げています。
そして災害が発生した“いざ”という時、それぞれの得意分野を生かした“レンジャー” = イザ!!レンに変身するのです。
例えば、毎日のトレーニングを欠かさないフィットネスクラブのインストラクターは鍛えた体を活かして現地に赴き、商品に精通するアウトドアショップの店員は商品を利用したサバイバル術で避難生活を支え、備蓄可能な食料をラインナップする食品メーカーの営業マンは不足する商品を配送する。福利厚生として利用したマリンピア勤務の人は親交を深めたインストラクターとともに現場に赴き、防災セミナーに参加した人は折角だから役に立ちたいとボランティアに参加する。日常の延長上に“いざ”があり、“いざ”となれば“連”帯して災害に立ち向かうのです。
本計画はそのような イザ‼レン が育まれていく場を提案するものです。
レーナーやショップ店員、テナントオフィスワーカーなどのスタッフはレンジャーに、フィットネスクラブの会員やショップの常連客などのメンバーはサブ・レンジャーに、そして単発の利用客やweb等の情報発信によるフォロワーやファン等のユーザーはもしかすると・レンジャーに。ここで形成されたコミュニティによって連帯した イザ‼レン は徳島にとって大きな力になってくれるでしょう。