□要望
①他のテナントビルとは違うデザイン/②テナントが利用しやすく・使いやすく・安全性の高い機能の確保
□課題
①小さな平面における貸床の最大化/②必要十分な天井高さの確保/③コストへの対応
① 1階段+避難バルコニーを用いて貸床面積を最大化
コンパクトな階段や竪シャフトによって貸床面積を最大化。避難階段の対角に避難バルコニーを設けて二方向の避難経路を確保している。
![ペンシルビルのコンパクトな平面図](https://stado.jp/wp-content/uploads/2020/06/plan-1-scaled.jpg)
② メイン側は全面ガラス、サブ側は開口部を抑制
![黒白のモダンデザインのペンシルビルの外観](https://stado.jp/wp-content/uploads/2013/04/fukuriku2_02.jpg)
メイン通りになる大通り側は全面ガラスのカーテンウォール、サブ通りの路地側はポツ窓として開口部を抑えている。
これは全体コストを踏まえた上、十分な幅員を持つ大通り側と隣接する建物が面対する路地側で違いを付けることでコストバランスをとったデザインとしている。
南側となる大通り側のカーテンウォールには日射遮蔽のための小庇を設け、押縁をフィン形状としたフロア・トゥ・フロアのカーテンウォールとして端正なデザインとしている。
![庇とフィンのあるガラスカーテンウォールによるビル外観見上げ](https://i0.wp.com/stado.jp/wp-content/uploads/2013/04/fukuriku2_07.jpg?ssl=1)
![](https://i0.wp.com/stado.jp/wp-content/uploads/2020/06/A4123-010.jpg?ssl=1)
③ ホワイ&ブラックによるモダンデザイン
内外ともブラック&ホワイトによるデザインでまとめ、ローコストながらモダンでシャープなデザインのテナントオフィスビルとしている。
![ローコストテナントビルのエントランスアプローチ](https://stado.jp/wp-content/uploads/2013/04/fukuriku2_121.jpg)
用途 :テナントオフィス
規模 :地上10階/地下1階
構造 :鉄筋コンクリート造
延床面積 :1,000㎡