公園に対面した緩い傾斜の住宅地に建ついえ
グランドレベルから浮いた2階の生活スペースの隅をひらき、
空間と視線が広がる住空間としている
① 傾斜地を活かす
南側に緩く傾斜した住宅地。
南側には開かれた風景が広がっています。
その風景を活かした住空間とするためにリビング・ダイニングは2Fとし、
周辺の環境変化があっても、眺望と十分な採光・通風を確保できるように計画。
② 隅をひらく
南北軸は敷地に対して約45°振れています。
将来的にも開放性が確保される道路側は南西・北西となり、積極的な開口部の確保は日射負荷を大きくします。
そこで、隅をひらき真南向きとなるメインの開口部を確保します。
真南方向は将来においても開放性が担保でき、かつ、広がりのある風景を確保できます。
公園側の隅もひらき、公園側への抜けも確保します。
隅をひらくことで、開放的で広がりのある空間を計画。
③ 日射を遮蔽し、水平方向の広がるを生み出す深い庇
軒により影を生み出し、外部からの透明性を低減してプライバシーを確保します。
一方、内部からは天井と揃った軒下が視線を水平方向に導き、空間の広がりを感じさせます。
また、庇は直射日光を遮蔽し日射負荷を低減します。
用途 :戸建住宅
規模 :地上2階
構造 :在来木造
延床面積 :100㎡
計画地 :広島県広島市