週末に鳥取を探訪しました。
広島から自動車で5時間弱。
同じ中国地方ですが、広島からは最も遠い地域でこれまであまり訪れたことはありませんでした。
鳥取城跡は桜が満開で、そこに建つ中国地方屈指という明治洋風建築「仁風閣」は美しく佇んでいました。
仁風閣は国の重要文化財で、明治40年後の大正天皇となる皇太子殿下の山陰行啓に際し、宿舎として建てられた建物で、設計は迎賓館赤坂離宮の設計者でもある片山東熊氏です。
それほど大きくない建物ですが、期待以上の雰囲気と美しさでとても気持ちよく見学することができました。
1・2階のテラス廻りは心地よい空間、一方、そこに面した室は落ち着いた空間で、その対比とバランスは当時の様子を想像させます。
宿泊したホテルの近くには、13年間お世話になった松田平田設計の設計による「山陰合同銀行」が建っていました。松田平田設計で社内表彰を受けた建物ですが、竣工後20年以上経っていてもシンプルながらも美しいカーテンウォールがまちの中で静かにその存在感を維持しているようでした。
その近くに少し変わった建物が建っておりとても惹き付けられましたが、何の建物か分からず。。。
戻って調べてみると、元クリニックを活用して鳥取大学が中心となって「HOSPITALE」というアート・プロジェクトを実施している場であったようです。
HOSPITALE PROJECT HOSPITALE PROJECT