「駒沢小学校」の解:②

②.難聴学級としての遮音・吸音性能の確保と上下階の遮音・振動対策

1階は難聴学級、2階は地域住民にも開放する教室。動線も使われ方も独立した異なる学校機能を上下に重ねています。

特に、難聴学級教室は静寂な環境が必要であり、室外からの遮音性能と聞き取りやすさを高めた吸音性能が求められました。

そこで、2階の床は既存コンクリート床の上に緩衝材を挟んで新設のコンクリート床を施す浮床構造としています。飛び跳ねなどの重衝撃音、ヒールなどの軽衝撃音の両方に対して有効な工法です。また、教室間の壁は遮音性の高い壁とし教室や廊下との遮音性を高め、開口部は2重サッシとして外部からの遮音性を高めています。教室内は吸音材を壁・天井(グラスウール化粧吸音板)、床(タイルカーペット)とし、音の反射の少ない教室環境を確保しました。

矩計図
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