-商業集積地で品のある華やかさを醸し出す店舗付オフィスビル- PWSQ2

□要望

①他とは違う1ランク上のテナントビル/②好立地条件を活かした収益性の高い計画/③白を基調とした品のあるデザイン

□課題

①埋没しない商業集積地での外観デザイン/②2面道路に面した角地のデザイン/③既存建物より小さくなる容積率への対応

⇒⇒⇒ 建築としての解PWSQ2_02

都市計画により既存建物より容積率が減少する計画において、容積が小さくても収益力が高く埋没しない建物が求められました。

そこで、法的に十分取れる高さを活かし各階の階高を十二分にとり、どのようなテナントに対しても対応できる建物をしました。

2~5階の外周部には延床面積には算入されない短冊状の外壁をもつメンテナンスデッキを設け、最上部の屋外機械置場の外周部も建物の外壁としてデザインし、ヴォリューム感ある計画としています。

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低層部の歩行者からの店舗内部への視認性を極力高めるため、1、2階はガラスリブでガラスを支える構造とし、構造部材が邪魔しないディテールとなっています。

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1、2階の取合部分もガラスと床がわずかに接しているだけで、床や天井の懐を感じさせないよう設計を行っています。1階のガラスと歩道の境界部分は、歩道の傾斜に合わせガラスが据え置かれ、内外の連続性を高めることでガラスの存在感を弱めています。

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また、建築基準法で定められた延焼のおそれがある部分(開口部は網入りガラス入防火設備等にしなければならない部分)にはドレンチャー設備(スプリンクラー)を設け、すべて透明なガラスのショーケースを実現しています。

 ガラススクリーン詳細

建築主から求められた「白を基調とした品のあるデザイン」に対して、赤い斑の入ったブラジル産の花崗岩を外壁に用いています。塗装やタイルのようにフラットで画一的な表情ではなく、一つ一つがすべて異なる石を用いて全体として奥行き感のある白い外壁としています。

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窓廻り詳細図

上層部外壁の縦格子は様々な機能を併せ持っており、本計画の最大の特徴となっています。

1.雑多な渋谷の街並みのなかで華やかな存在感を放つ特徴ある意匠
2.事務室内の快適な環境をつくり出す日射遮蔽ルーバー
3.ガラス清掃などの外壁メンテナンスに利用できるメンテナンスデッキ
4.外気の取り入れを行う給気シャフト
5.商業ビルとして建物外部へ情報発信できるサイン設置装置
6.夜間も存在感を失わないライトアップ装置

複数の機能を統合し、雑多な街並みに埋没しないシンプルで存在感ある縦格子デザインとしています。

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用途   :オフィス、商業施設

規模   :地下2階/地上5階

構造   :地上部 鉄骨造、地下部 鉄骨鉄筋コンクリート造、オイルダンパー式制振装置付

延床面積 :2,300㎡

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