建物の工事がスタートすると、まずは設計図から建物配置を敷地に落し込み位置を定めた後、建物を支える基礎を構築するための工事に入ります。地盤が悪い場合や建物規模が大きい場合などでは、杭や地盤改良によって建物を地盤に据え置きますが今回の建物は木造平屋で地盤の上に直接に基礎を載せる直接基礎の計画です。
据え置く地盤を必要な範囲掘削し砕石によって締め固めた後、土間コンを打って基礎を構築します。設計図を基に施工図を作図して工事を進めます。
本日、現場の確認を行いましたが施工者の勘違いで設計図通りになっていませんでしたので、現場で指摘を行い是正指示をしました。後日、是正した後に確認をすることになります。

こういった勘違いや誤った理解を起こさないように、設計図を基に工事を行うための施工図を描いて、それを確認した上で工事を進めるのですが、それでもこういった間違いや起こってしまいます。そこで最後の砦となるのが現場で確認となります。
今回の現場は新幹線を使っての移動となる遠方ですが、それでも施工者と直接顔を合わせて打合せを行い、現場で実物を確認しながら監理を行うことは重要と思っています。遠方であるため数日後に完了するであろう今回の是正についての確認は写真での確認となりますが、工事工程を確認しながら定期的な打合せと現場確認によって引き続き監理業務を進めていくことになります。