「ほうりんこころ保育園増築棟」の解:④

将来的な転用を可能にする建築計画

計画地は新しく開発された新興住宅地の中にあり、共働きが当たり前の若い世代が次々と集まってきています。

現状、保育園は不足しており行政庁も保育園建設を促す状況となっていますが、ひと通り開発が終了し家々が建ち並び月日が経つと、そこにはもう保育園が必要ではない同世代の人々だらけとなってしまうかもしれません。

近郊でも既にそんな状況の地区もある中で、本増築棟が保育園であり続ける必要があるかと考えた時、他の用途にも転用できる建物として計画することを提案しています。

平面の考え方

保育室はユニバーサルな平面形状とし、上下階の水廻りも位置を合わせています。

断面図

水廻りは床下を木軸として嵩上げし、衛生器具や配管の変更や位置の移動などを可能としています。現状は幼児用の衛生器具を幼児用のピッチでレイアウトしていますがトイレ内のみの改修で大人用のトイレへの変更や浴室などの他の水廻りと変更することも可能としています。

埋設中の蓄熱床暖房

床下には蓄熱式の床暖房設備が埋設されており夜間に床スラブに蓄熱し、建物全体を柔らかく暖め包み込む仕組みとなっています。

高い断熱性能、日射遮蔽性能などで省エネルギー法によるBEIは0.67となっており、高い環境性能を実現しています。

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