シミュレーションを活用:SN計画

24時間利用できる納骨堂の計画においての暖房・冷房シミュレーション

空調は常時ONとなるが、最も暑い日(外気温 37.3℃:地域観測所気象データ 最高気温)および最も寒い日(外気温 -4.9℃:地域観測所気象データ 最低気温)においても安定的な環境を維持できるかを確認している。

冷房シミュレーション

・外気温 37.3℃

目標温度20℃の室温からスタートし、設置する予定の能力のエアコンを連続運転。室内の温度状況を確認している

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外気温による日射による負荷により、室内に熱が加えられる。床から3m程度より上部の天井折り上げ部分に外気と同等程度の熱気が滞留するが、居住域では安定的な室温が保たれている。目標とする室温で温度設定を行うことで、適切な室温環境が維持できる状態と考えられる。

暖房シミュレーション

・外気温 -4.9℃

目標温度26℃の室温からスタートし、設置する予定の能力のエアコンを連続運転。室内の温度状況を確認している

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内外の温度差により内部から熱が逃げていく一方、エアコンにより室内を暖めている。エアコンの能力が十分であり、徐々に室温が高くなっている。室内においても温度差が小さく全体的に均一に暖められている。目標とする室温で温度設定を行うことで、適切な室温環境が維持できる状態と考えられる。

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