高野俊吾建築設計事務所– Author –
高野俊吾建築設計事務所
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建物にかかわる二大法規:建築基準法と消防法
建物を計画する上でかかわる二大法規、建築基準法と消防法。一般にはこの2つについて混同している方が非常に多いです。建築基準法は建物の満たすべき最低限の基準を定めたもの。一方、消防法は消防活動に対する支援が最も重要な役割となっています。 -
建築のデザイン:ワンランク上の空間を -間接照明の使い方-
眩しい光源はグレアを感じて不快、特に現在主流のLED照明は輝度が高く光源が直接目に入ると目が痛くさえ感じます。間接照明は光の反射によって光が自然に漂うような空間をつくることができます。 -
建築のデザイン 「水切り 20mm」
完成当初はとてもきれいだった外壁。歳月が過ぎていくにつれて、汚れていきます。建物は毎日洗濯する訳にいきませんので、汚れていくのは宿命です。しかし、中には外壁がきれいなままの建物もありますね。この違いは何でしょうか? -
外付電動ブランドシャッター
室内への直射日光。一般的にはカーテンなどを室内側に設置して日射を遮蔽しますが、結局かなりの量の熱を室内側に取込み、空調等への熱負荷となるほか、輻射熱として熱を人体に伝えます。そこで、日射を外部で止めると日射遮蔽においては非常に効果が大きい。 -
巾木の役割
巾木とは?・・・壁と床が取り合う部分に面して壁側に設置される部位を指します。 高さは60mm程度が一般的。しかしこれ、どうしてここにあるのでしょうか? -
家を建てる!土地選びのアドバイス
いざ、家を建てようという場面において、多くの場合はまず「土地から探す」ということが多いでしょう。土地(敷地)というのは設計を行う上でのとても大きな条件です。希望するような家が建てられるのかという部分においてこの土地の条件は重要で、時に支配的な要素になりうる可能性もあります。 -
住宅の温熱環境改善リノベーション(2) -ハイサイドライトの導入で空気の流れを生み出す –
住宅において、窓開口を平面上対角に設置するなどの工夫により風通りのよい環境を生み出すことはよく知られていますが、それはあくまで風がある時の話。無風状態や微風では十分な通風が期待できません。また、都市部の住宅では建物間の距離が近く四方の窓により通風を確保ということが難しいことも多々あります。 -
3日連続の建物見学
土・日・月と3日続けての建物見学となりました。 ○2/23(土)は叡智学園 ○2/24(日)は東広島芸術文化ホール くらら ○2/24(月)は周南市立駅前図書館 -
吹抜けを利用した自然換気 続編
前回掲載の「吹抜けを利用した自然換気」では煙突効果を紹介し、その効果を吹抜け空間に利用した自然換気の手法があるということを紹介しました。 今回の続編では私自身が設計を行った建物での「吹抜けを利用した自然換気」例をいくつか紹介します。 -
吹抜けを利用した自然換気
「煙突効果」という言葉をご存知でしょうか? 煙突内の暖められた空気(排気)が勢いよく上昇していくのと同じ現象を利用したもので、「縦に細長い空間を利用して下方から上方への空気の流れを生み出す」ことです。